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Flash 10、モーショントゥィーンを作成する
10、モーショントゥィーンを作成する
オブジェクトの移動や変形をスムーズに表現すためには「モーショントゥィーン」を使います。簡単な操作で、滑らかな動きのアニメーションをを作成できます。
1、なめらかな動きのアニメーションを表現
1コマずつのアニメーションを作る方法はCHAPTER.2で紹介しましたが、この方法では各フレームのオプジェクトを手動で配置する必要があるため、どうしても動きがギクシャクしてしまう場合があります。また、細かい動きを表現するには非常に手間がかかります。そこで、よりスムースな動きを表現したい場合は「モーショントゥイーン」を利用します。
モーショントゥイーンとは、オプジェクトが動き始める最初のフレーム(開始キーフレーム)と動きが停止するフレーム(終了キーフレーム)だけを手動で作成し、2つの間をつなぐフレームを目動的に作成できる機能です。たとえば、開始キーフレームではキャンバスの左下にオプジェクトを配置し、終了キーフレームでは右上に配置しておくと、左下から右上に向かって移動するアニメーションが作れます。移動だけでなく、回転や拡大・縮小といった変化を表現することも可能です。
2、モーショントーンを作成する
1、開始キーフレームを作成する
モーショントゥイーンを開始する位置にキーフレームを挿入し、オプジェクトを配置します。。

2、終了キーフレームを作成する
モーショントゥイーンを終了する位置にキーフレームを挿入します。
3、オブジェクトを変形する
終了キーフレームで、オブジェクトに移動、回転。拡大・縮小などの変形を加えます。
4、モーショントゥィーンを作成する
開始キーフレームと終了キーフレームの間で任意のフレームを右クリックし、[モーショントゥイーン作成]を選択します。

補足
プレビューを確認し、動きが遅すぎたり速すぎたりする場合は、途中のフレームをいくつか削除または追加して、時間の長さを調節します。
フレーム間の変化率を調整する
モーショントゥイーンの移動や回転などの変化率を詳細に設定したい場合は、「簡易」機能を利用しましょう。モーショントゥイーンが適用されてし、る任意のフレームを選択し、[プロパティ]パネルの[移動][回転][サイズ][色]の右にある[簡易]の数値を変更します。
この数値が大きいほど、変化率が大きくなります。
「前半はゆっくり、後半は速く移動させる」というように途中で変化率を変えたい場合は、開始キーフレームと終了フレームの間に新ししrキーフレームを追加します。すると、モーショントゥイーンが2つに分割されるので、それぞれのモーショントゥイーンに異なる[簡易]の数値を設定します。
[簡易1を設定することで、移動、回転、拡大・縮小などの変化率を;調整することができます。
3、ガイドラインに沿ってオブジェクトを移動させるオプジェクトを一定のラインに沿って移動させたい場合は、ガイドラインを利用します。[カイドライン]ツールを使ってキャンバス上に線を描き、その上にオブジェクトを配置してモーショントゥイーンを作成すると、その線に沿って移動させることができます。[ガイドライン]ツールにはいくつかの種類がありますが、ここでは[楕円ガイドライン]ツールを使ってみましょう。

ガイドラインを利用してモーショントゥイーンを作成すると、一定のラインに沿ってオブジェクトを移動させることができます。
1、[ガイドライン]ツールを選択
[ツール]パネルの[鉛筆のガイドライン]ツールを長押しし、[楕円ガイドライン]ツールを選択します。
2、ガイドラインを描く
キャンバス上をドラッグし、ガイドラインを描きます。
カイドラインは点線で表示されます。
3、開始キーフレームを作成する
移動を開始する位置にキーフレームを挿入しオブジェクトの中心(オレンジ色の●印〕がガイドラインの線に重なるよう1=配置します。
4、終了キーフレームを作成する
移動が終了する位置にキーフレームを挿入し、オプジェクトを移動させます。このときも。オプジェクトの中心がガイドラインの線に重なるようにします。
4、モーショントーンを作成する
開始キーフレームと終了キーフレームの間のフレームを右ク■」ツクレ[モーシ≡ントゥイーン作成]を選択します。
4、モーショントーンを削除する。
モーショントゥイーンを削除したい場合は、フレームを右クリックして[モーションの削除]を選択します

点線の矢印が表示される場合は?
モーショントーンを作成したとき、 フレームに表示される矢印が点線になることがあります。これは、何らかの原因でモーションが正常に作成されていないことを示しています。よくあるのが、開始フレームと終了フレームの間の変化が、モーショントゥイーンでは対応ができていないものである(たとえば、終了キーフレームに開始フレームとは異なるオブジェクトお配置している)場合です。このようなときには、いったんモーショントーンを削除し、キーフレームの内容を見直してからやり直してましょう。
5、より複雑な動きを表現するには

1つのモーショントゥイーンでは、1つの変化しか表現することができません。たとえば「オプジェクトが左から右へ移動し、途中で方向を変えて右から左へ戻る」というようなモーションを作成することは不可能です。このような場合は、まず左から右へ移動するモーション
トゥイーンを作成し、それに続くフレームで右から左へ移動するモーショントゥイーンを挿入します。また、複数のオブジェクトの動きを表現したいときは、各オブジェクトを別のレイヤーに配置した方が編集しやすくなります。
これらのテクニックをうまく組み合わせることで、より複雑なアニメーションの作成が可能になります。
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